永泉の強い祈りに応えるように、鈴の音が響く。
一度は消えてしまった主人公が、光に包まれて空から舞いおりてきた。
永泉「神子…よかった…。戻ってきてくださって……」
差し伸べられた手を取る主人公。
永泉は、重なった手を優しく握って引き寄せた。
永泉「あっ、あの、言いたいことはそれだけではないのです。あの…」
迷い、言葉を詰まらせた永泉の瞳が、意を決したように主人公をとらえた。
そして、胸に秘めた想いを打ち明ける――。