龍神の「力の具現化」により、周囲に大輪の花が咲き誇る。 赤い椿を見て、隣にいた永泉の顔がほころんだ。
永泉「椿は、私が特に好きな花なのです」
椿の花に歩み寄り、手を伸ばす。 一枝手折った椿を持って、主人公を振り返った。
永泉「雪の中に咲く椿の花はまるで心にともる明かりのようで…」
恥ずかしそうに言葉を切り、俯く永泉。 言葉を選ぶように迷っていた永泉は、意を決したようにゆっくりと顔をあげる。
永泉「あなたの姿のように優しく温かく思われるのです」
twitter画像つきでつぶやく