遙かなる時空の中で6
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物語
──長きをもって、栄えし世にも、終末が来る。

普通の女子高生だった主人公・高塚梓(たかつかあずさ)は、祖母の見舞いに出向いた病院で、不思議な声に誘われ 大正時代に似た異世界へ時空移動をしてしまう。

帝都東京。
新たな文化・思想と古き伝承がともに息づくこの街では、近年、怨霊と呼ばれる異形の存在が蔓延っていた。
帝国軍は対怨霊討伐組織・精鋭分隊を組織し日々、治安を守らせていたが、帝都の乱れは悪化する一方。
巷で流布する終末の予言を怖れる声も増える中、ついに龍神のお告げが下り、龍神の神子が召喚されることとなった。

帝国軍が執り行った儀式により、召喚された存在こそが主人公──。だが、異世界に降りたってまもなく、主人公は謎の青年ダリウスに手をとられ、帝都の西・蠱惑の森へと誘われることとなる。

青年は自らを鬼だと語り、主人公を自らの邸にかくまった。

「さあ、龍神の神子殿。ようこそ、鬼の棲家へ」

帝国軍と、鬼の一族。ふたつの立場。その抗争に主人公は巻き込まれていく──。
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