桂小五郎 役
鈴木裕斗 さん
Q
「遙かなる時空の中で」シリーズへのご出演が決まったときの感想をお聞かせください。
A
最初に所属事務所から聞いたタイトルが開発コードになっていたので、実際に資料と台本をいただいたときに「遙かなる時空の中で」ということで、本当に感動しました。声優生活の中で自分の夢がひとつ叶った瞬間です。「遙かなる時空の中で」は学生時代から好きな作品で、ゲームプレイはもちろん、アニメとか「遙か祭」とかのイベントも楽しませていただきました。そこに自分が名を連ねることができるというのは夢みたいです。今回の出演は、自分の目指してきたもの、追い求めていたものにたどり着いて、声優生活の第二章を始められるきっかけをいただいたと思います。
Q
ご視聴されたアニメとイベントについくわしく教えてください。
A
アニメは『遙かなる時空の中で ~八葉抄~』(以下『八葉抄』)で、イベントは「遙か祭2005」です。ゲームプレイして作品がとても好きな段階でアニメ化が決まって、学生時代の友達ととても盛り上がったのを覚えています。初回の放送のときは夜中なのに、当時友達と、携帯がないから家電を繋いで感動を共有しました。それとオープニング曲(注:「遙か、君のもとへ…」(歌 :森村天真(関智一)、イノリ(高橋直純)、流山詩紋(宮田幸季)))がめっちゃ大好きでした。CDもほしくて予約したのに、初回特典つきのバージョンが売り切れで買えなかったのがとても悔しかったのを覚えています。実は「遙か」シリーズのゲームで一番好きなのは『遙かなる時空の中で3』なんですけど。「遙か」シリーズはいろいろ展開していて、今回の出演を機に今まだ手がとどいていないところも網羅してみたいと思いました。
Q
25年前、何か打ち込んでいたことはありますか?(小学生のとき)
A
当時漫画家になりたいと思っていました。後に一緒に「遙か」にハマった友達と漫画を描いていたんですが、ホラー漫画でしたね。通信講座で添削してもらったり、漫画を描くことに打ち込んでいました。まわりにすごくうまい人が多くて、自分の実力を思い知らされて描くのをやめてしまいましたが、それでも先日久々に絵を描いてみたら変わっていないんです。昔自分が積み上げたものは「セーブ地点そのまま」で自分の中に残っていて、絵を描くというのは不思議だなと思いました。いま漫画やアニメに関わるお仕事をするうえで、自分が漫画を描いていたというのは仕事のうえで良い道順だったなと思っています。
Q
収録を終えてのご感想をお聞かせください。
A
まずビジュアルを見て、かわいらしい「癒やし成分の高そうな人」という気がしました。実際、ゲームの桂は明るくて、お茶目で、人に対してもフラットで優しい人物です。桂の考えや言動は、普段自分が「こういう風に他人と接したい」と憧れているところなので、すんなり役が降りてきて演じることができました。また、史実の桂に抱いていた印象がそのまましっかり描かれていたので、「遙か」の桂らしさを大事にしつつ、史実の桂を照らし合わせていけたらと、勉強しながら演じることができました。
ただ、ネタバレになるのであまり言えないんですけど、桂の心の中に秘めている「強さ」は、想像以上でした。かわいらしい明るさと、はかなさと、強さと、それでもずっと変わらない彼の優しさ…このバランスが彼の最大の魅力だと思います。
Q
収録前に資料を見たときと、演じたあとではキャラクターの印象は変わりましたか?
A
桂のルートにはピコという相棒が登場するのですが、主人公とピコ、それぞれ大切だけど、それぞれ思いは違うという部分を、音響監督さんと相談しつつ大事に演じさせていただきました。
Q
最後にファンの方々へメッセージをお願いいたします。
A
「遙か」という作品がずっと好きで歩んできたんですが、今回の「遙か」には今までにない部分というのがたくさんあります。ストーリーやキャラクター、アプリになったときのシステムがそれで、どれも新たな魅力がたくさんあります。
でも、「歴史を超えてひとつの目的に動いていく」「その中で育まれていく愛」という「遙かなる時空の中で」シリーズでしか感じられない、時空(とき)を超えたロマンス――「遙か」シリーズの一番の魅力はアプリになっても変わっていなくて、演者としてシナリオを読みながらも、ほろっとしたり切なくなったり、胸が熱くなったりしました。また、主人公に自分を投影し、八葉と一緒に京を守っていきたいとか、この人たちの生活を守りたいとか、恋愛だけでない使命感を燃やせることも「遙か」の魅力のひとつだと思いますが、そこも今までのシリーズと変わっていないです。
新しいドキドキを体験しつつ、「遙か」にしかない魂を燃やせる活劇に、熱中していただきたいです。変わらない良さと、変わった良さ、パワーアップしたドキドキできる部分をあわせた新しい「遙かなる時空の中で」の世界を、僕も楽しんでいきたいと思いますので、一緒に盛り上げていきましょう。よろしくお願いします!