下校時、偶然居合わせたかなで、ニア、ソラ、トーノの4人は家まで一緒に帰ることに。
家に向かう途中、かなではずっと考えていた。
自分が何者なのか。どうしてここにいるのか。
何もわからず考えれば考えるほど不安の波が押し寄せてくる。
トーノ「ああ、ほら見えてきた。うん、やっぱりいい家だな」
家に到着し、玄関先で振り向きながら優しく微笑んでかなでに手を差し伸べるトーノ。
トーノ「ここが俺たちの家だ。おかえり、小日向さん」
トーノに手を差し伸べられたかなでの目に涙があふれてくる。
   「無理してたんだな。君は頑張ってるよ、小日向さん」
   「大丈夫、全部うまくいくよ。おとぎ話ってのはそういうものなんだ」
   「ひと息入れれば、きっと気持ちも落ち着くさ」