トーノから、とびきりの夜景をプレゼントすると言われ、横浜の夜景が一望出来る場所へ——。
トーノ「横浜の夜景も綺麗だな。でも、俺ひとりで見たってこんなに綺麗には見えない」
   「こうして君と一緒に見ているからこんなにも綺麗に見えるんだろうな」
   「おっと、いけない、忘れるところだった。これを君に渡そうと思っていたんだ」
   「——どうぞ」
そう言うと、紙袋からランプを取り出し、主人公に手渡すトーノ。
トーノはランプを持った主人公の手を包み込むように自分の手を添える。
トーノ「言っただろう? 君にとびきりの光をプレゼントするって。夜景の光もそうだけど本当にプレゼントしたかったのはこっちだ」
   「この夜景には負けちまうもしれないが…このランプ、受け取ってほしい」
   「まぁ、ちょっと不恰好になっちまったのはご愛嬌ってことで」
「ありがとう」と微笑むかなでに、ホッとしたような笑みを浮かべるトーノ。
   「よかった。俺がこのランプにこめた想いが君にちゃんと届いたみたいだ」
   「君の心に優しい光が灯るように。そう願って、このランプを作ったんだ」