天羽:県の音楽祭についての突撃リポート特別編、第3弾! 今回は、先生に特撃インタビューしまーす。 金澤:おいおい、堪忍してくれや。俺に聞いたって面白い話は何も出てこないぞ。
天羽:そんなこと言わないでよ〜。金やんの記事には、需要があるんだからさ。お願い! このとおり!  金澤:お前さんは相変わらず強引だな。しょうがない、今回だけだぞ。…金澤 紘人。星奏学院の音楽教師だ。面倒ごとはごめんだって言ってるんだが、なぜか今回、音楽祭の担当になっちまった。
天羽:じゃあ、そんな金やんから見て、ずばり、今回の音楽祭の参加者の中での注目株は? 金澤:あのな、教師がそんなこと言えるかって。教師が特定の生徒に肩入れするとか、ありえんだろうが。
天羽:まあ、そうかもしれないけどさ。音楽祭に関心なかった人も、この記事がきっかけで興味を持つかもしれないじゃない。目のつけどころってことで、ひとつお願い。 金澤:そうだなあ。上手い演奏をする奴はもちろん、今後の成長に期待って奴が音楽祭を通じて次第に上手くなっていくのを見守るのも面白いもんだと思うぞ。
天羽:そっか、そういう意味では、普通科から参加しているヴァイオリンの彼女は、目が離せないよね。 金澤:そういえば、吉羅の奴…いや、次期理事長が、俺にあいつの指導をしろって言ってきたのを思い出した。うげ、こいつはまずいな。ますます厄介ごとが増えちまう。
天羽:教師らしく生徒の指導に情熱を傾ければいいじゃん。金やん、これまでずっと教師やってきたんでしょ? 金澤:……ま、お前さんたち生徒から
天羽:それじゃあ、最後に、音楽祭を楽しみにしているみんなに向けてコメントをお願い! 金澤:こういう祭りごとには参加して損はないぞ、特に若いうちはな。いろんな奴と演奏して、いろんな経験をしろ。そうすりゃそのうち音楽のことがもっとわかるようになる。楽しめばいいさ。気楽に、適度に力を抜いて、な。
※インタビューは、「100万人の金色のコルダ」の設定に基づいた内容となっています。