天羽:さて、次の突撃相手は…やや、あそこに見えるのは!? おーい、ちょっと待ってー! 衛藤:ん? なんだよ、あんた…。
天羽:あ、はじめまして。星奏学院報道部の天羽菜美です!今、音楽祭の参加者に、インタビューお願いしてるんですけど…。  衛藤:興味ない。他あたって。
天羽:いやいやいや! 星奏学院以外の注目株といえば、なんといっても衛藤くん! 時間はとらせないから、ぜひひとつ! 衛藤:やけに食らいつくな。わかったよ…何を話せばいいの?
天羽:まずは名前と担当楽器を教えてください。 衛藤:衛藤桐也。楽器はヴァイオリン。あ、プロ目指してるんで。俺の名前は今のうちに覚えておいたほうがいいよ。
天羽:おおー堂々たるコメント…。衛藤くんは、アメリカ帰りの帰国子女なんですよね。向こうにいた頃に輝かしい実績を誇るとか。では、そんな衛藤くんから見て、音楽祭はどうですか? 衛藤:そうだな、一流の演奏家も参加するって聞いたから、期待してたんだけど…。月森蓮さん? あの人はさすがだね。技術も表現も抜きん出てる。暁彦さんから聞いてたとおりだった。
天羽:暁彦さん? 衛藤:星奏学院の理事長だよ。吉羅暁彦。俺の従兄なんだ。
天羽:へー!これはまた意外な関係性が発覚しましたね。 衛藤:そういえば、暁彦さんから、へんな情報も聞いたな。ほら、普通科で経験浅い奴も出るんだろ? 俺と同じヴァイオリンらしいし。
天羽:ああ、彼女のことですね? 柚木:そうそう、なんか予想外のも参加するんだなーって気になってたんだよね。ま、演奏聞いてみないとなんとも言えないけど、どんな演奏レベルだか。実力もないのに、ただ駆りださせられてるなら、逆に気の毒?
天羽:うわ…けっこう、はっきりものを言いますね。えーと、それでは、最後に、音楽祭を楽しみにしているみなさんに向けてコメントをお願いします。 衛藤:コメントねえ。コメントよりも、早く、実際に俺の演奏を聞きに来てほしいかな。音楽祭に参加するからには、手を抜く気はないからさ。最高の音楽をあんたに届けるから、楽しみにしててよ。
※インタビューは、「100万人の金色のコルダ」の設定に基づいた内容となっています。