天羽:いやあ、火原先輩のリポートはスムーズで助かっちゃったな。えーと、次は柚木先輩だけど…。うぅ…、あの人だかり、もしかして…。いや、もしかしなくても、柚木先輩と親衛隊のみなさん…。親衛隊:音楽祭で、柚木サマはどんな曲を吹かれるのですか? 親衛隊:柚木サマの華麗な演奏、早くお聞きしたいですわ〜  柚木:ああ、みんな、少し待ってくれるかい?
天羽:えっ!? 柚木先輩がこっちに来た!  柚木:天羽さん、こんにちは。火原から聞いたよ。音楽祭の参加者に突撃レポートとしてるんだって? もしかして、次は僕の番かな。
天羽:え、ええ… 気を回していただいて、たいへんうれしいんですが。後ろの方々の視線が突き刺さるというか、なんというか…。 柚木:どうしたの? 音楽祭のいい宣伝になるなら、ぜひ協力させてほしいな。
天羽:そ、そうですね。では…こほん、ありがたく突撃リポート第5弾始めさせていただきます! まずは、お名前とたんと楽器をお願いします。 柚木:ふふ、了解。名前は柚木梓馬。フルート専攻の音楽科3年だよ。
天羽:柚木先輩といえば、星奏学院では有名人。特に女性人気が高いことが有名で改めてインタビューするまでもないんですが…おうちは確か、華道の宗家ですよね?それが音楽にも影響してますか? 柚木:そうだね、花も音楽も美しいものは、人の心を打つ。僕も音楽祭で心に響く演奏に出会えることを楽しみにしているよ。
天羽:音楽祭にはいろんな参加者が出ますもんね。 その中でもダークホースといえば、普通科から参加する… 柚木:ああ、ヴァイオリンの彼女のこと?火原とも話していたよ。普通科からの参加者は少ないし、心細いだろうから、僕たちで力になれればいいなって思ってるんだ。
天羽:柚木先輩に気にかけてもらえるなんて…嫉妬を買わなければいいんですが。主に親衛隊のみなさんの。 柚木:ううん?
※インタビューは、「100万人の金色のコルダ」の設定に基づいた内容となっています。