ゼノの執務室を訪れた主人公は、ふと、飾られている写真立てを見つける。
どうやら、ゼノの家族写真のようだ。
いつも以上に優しく、しかしどこか寂しそうな表情で、ゼノが話し始める。
ゼノ
「俺が守護聖に召し上げられるときに皆で撮ったんだ」
ゼノ
「俺んちって大家族だったからさ、ぎゅうぎゅうになっちゃって、もう大騒ぎで」
主人公
「…仲のいいご家族だったんだね。それが伝わってくる気がするよ」
主人公の言葉を聞き、少しだけ言葉をためてから、ゼノは言った。
ゼノ
「 ……………。そっか」