


常に、夕暮れのような欝金色の光に包まれている。
石化した巨大な蓮がいたるところに屹立し、水を滴らせている。雅な時代を偲ばせる建造物が見かけられるものの、荒廃し、生き物の気配はまるでない。
深山のごとき、神秘的な静寂に支配されている。
植物の生育が異常に促されており、
武士たちの手による建物は、鬱蒼とした森に呑まれている。
戦火のごとき不気味な赤光に照らされている。
各所に火山の活動が見られ、噴き出す溶岩が大地を焦が
している。崩壊した建物は、戦によるものか、
“鬼”の襲撃によるものか、判然としない。












