TVシリーズ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』全26話の主軸である”笑い男”事件を中心に、SFにありがちな難解さを極力排除しつつ、かつての熱血刑事ドラマの色合いをうかがわせ、敵キャラクター"笑い男"をめぐるドラマをサスペンスタッチの重厚なドラマとハイテンポで刺激的なアクションシーンとを上手くミックスし、140分という時間を感じさせない濃密な仕上がりになっている。
しかもハイビジョン対応の高密度な映像、新作カットに加え、新規アフレコを含む5.1チャンネルサウンドとハイクオリティフォーマットで贈る本作は、総集編を超えた劇場版クラスの「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 特別篇」なのである。 |
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2024年におきた"セラノ・ゲノミクス社"社長アーネスト・瀬良野氏の誘拐に端を発するマイクロマシン製造メーカー、医療機器メーカーなどが脅迫を受けた企業テロ事件。脅迫された企業の数は戦後最大と言われている。この事件の犯人と目的も、電脳化や義体化に敵対する過激派説、企業陰謀説、単なる金目当ての恐喝説、国籍、性別、年齢はおろか、単独犯なのか複数犯なのかすら特定できなかった。わかっていることは“笑い男”が特A級のハッカーであることだけだった…。 |
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