嬀覧

 呉の武将。丹陽太守・孫翊の配下。

・丹陽郡の督将。孫翊は気性が激しく酒を好み、酔うと士卒を鞭打った。嬀覧は戴員とともに孫翊を殺害しようと常に狙っており、孫翊の従者・辺洪を仲間に引き入れ、酒宴の後で辺洪に孫翊を殺させた。その後、辺洪ひとりに罪を着せて処刑し、孫翊の財産を戴員と山分けする。
嬀覧は孫翊の妻・徐氏に我が物となるように迫ったが、徐氏に仇討ちの依頼を受けた孫翊の旧将・孫高と傅嬰に殺され、孫翊の霊前に首を供えられた。

・嬀覧は孫権が殺した呉郡太守・盛憲の故吏であった。