いやー、時が経つのは早いもの。初代『三國志』プレイから二十数年、ついにシリーズも11作目です。
で、早速『11』体験しました! ……と、その前に今作『三國志11』の読み方は、「さんごくしじゅういち」ではなく「さんごくしいれぶん」と読むのが正しいそうです。イレブンといえば、6月にはサッカー ……(略)
――さて、三國志。今作はターン制による「君主プレイ」の復活です。全武将プレイも広がりがあって楽しいけど、純粋に国(勢力)を思う君主プレイは深みがあってイイですよ。 ゲーム本編は大陸が地続きで描かれた3D一枚マップで、中国楽器(だと思う)が奏でる心地よい音楽と、四季折々に表情を変える山やら谷やらの風景が相まって、とってもイイ雰囲気に浸れます。
「ほほぉ…」 ファーストプレイのときは、毎回オープニングムービーを全部見るようにしているんだけど、今作は絵のタッチが違う。水墨画っていうんでしょうか? この感じ、温かみがあって心地よいです。

メニュー画面では、そんなタッチで描かれたキャラクタが動きます。メニューにカーソルをあわせると動きます。“パカラッ”“パカラッ”と動きます。こうなると気になるのがマシンスペック(推奨スペックはこちら)。多少キツイという場合でも環境設定を工夫すれば軽くできるので、どうにかなるはず。ガンバレ。

シナリオ本数は、「群雄割拠」「官渡の戦い」などスタンダードなところ7本に加え、なんと『11』ではいきなり「英雄集結」が遊べてしまいます。いつも隠し要素として楽しんでいる人が多いと思うけど、今作は最初から選択可能ですよ。シメシメ。

そして今回もある7つの「おすすめ」選択。あらかじめ時代、君主を選んでおいてあるもので、初心者でも簡単に始められるようにという配慮らしい。とはいえ、“決められた”シチュエーションから大陸統一を目指すというのも、まるでチャレンジシナリオのようで、やりがいがあってイイです。環境設定で「史実」や「仮想」も選べるから、次の三國志までガッツリと遊べる! 
うん。 さぁどうぞ、どれから始めるか迷ってください。

『三國志』をプレイするにあたっては、その時代背景や人間関係などがわかっているとコクが増してなお楽しい。「三國志事典」には武将事典や年表をはじめ“今作が初めての三國志”という人でも三國志を楽しめるよう「演義」「正史」での記述紹介などさまざまな情報が収録されているのだ。

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 三國志事典
すべての都市が一枚のマップ上に描かれた「3D一枚マップ」。四季折々に表情を変える自然が美しく描き出される。
 (ライター:宇山 毅)