父はダービー馬、母はエリザベス女王杯3着とクラシックにゆかりのある血統。
 4戦2勝で臨んだ皐月賞は、中団を進み直線力強く抜け出し圧勝。しかし、ダービーを目前にして故障を発生し休養に入る。
 ぶっつけ本番で臨んだ菊花賞、休養明けで9番人気の評価しか得られなかったが、直線3頭の叩き合いを制し勝利。父が成し得なかった2冠を制した瞬間だった。
 父は7冠馬皇帝シンボリルドルフ。その血を引き継ぎ無敗で皐月賞、ダービーの2冠に輝く。
 その後、度重なる故障に見舞われるも不屈の精神力で復活を果たす。
 5歳の有馬記念。前走から1年ぶりの実戦という極めて不利な状況のなか、最後の直線、3歳最強馬ビワハヤヒデに襲いかかり、鮮やかな差し切り勝ち。ゴールの瞬間には中山競馬場を揺るがすかのような大歓声が響き渡った。
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SPECIAL MOVIE vol.2