■伊藤一刀斎(いとういっとうさい)
柳生宗厳と並び称される剣術家。諸国を遍歴しつつ、生涯多くの武芸者と仕合をして「夢想剣」などの秘技を編み出した。現代剣道にも影響を及ぼす一刀流の技を確立、その奥義を弟子の小野忠明に伝え、徳川家に仕えさせて、一刀流の基盤を築いたといわれる。「剣聖」と呼ばれた。