まずは“Empires”の目玉である争覇モードにチャレンジ。どうやら、三国志演義に準拠した勢力配置からスタートする「演義」と、勢力配置がランダムで決定される「仮想」の2種類のシナリオが選べるようになっているようだ。基本的に無難かつ、主人公好きの自分は「演義」を選択、濮陽の劉備を主人公にしてゲームをスタートさせた。もちろん配下の武将は関羽と張飛のふたり、3人の力を合わせて、中国大陸の統一を目指して頑張るぞ。
 ……と意気込んだのも束の間、事前に頂いていた説明書と資料を見て一抹の不安がよぎる。笑いながら片眉を剃り落とすほどの、アクションバカ一代のゲームライターに、政策などを駆使することができるのだろうか? 複雑だったらどうしよう? そもそも政策って何だ……。と頭を抱えながら、政策を実行する画面に移行する。
 「まったく簡単だ!!!!!(各々、衝撃的な効果音を想像してください)」
唐突ですんません。本当に簡単なんです。各武将は、それぞれ2種類の政策を提案してくるので、プレイヤーが有効だと思われる政策を提案している武将を選ぶだけでOKなんです。そうと分かれば、こっちのもの。
「ものども侵攻戦を開始するのじゃぁ~」
おっと、これじゃ張角だ。
 戦闘のシステムは、これまでのシリーズとほぼ同じだが、マップの拠点を巡る争いが加わったことで、さらにスリリングな戦いが展開されるようになっている。だがしかし、アクションバカ一代(しつこい)のライターにとって、そのような新要素は大きな意味を持たないのであります。向かってくる敵武将を討ち取るのみなのであります。黄巾党軍覚悟、チェストー! などと、戦闘を繰り広げていると、画面上には衝撃的な場面が……。
「ここは私が出ねばなるまい(管亥・談)」
 うそーん、さっき倒したはずの管亥が復帰してる。その後も次々と復活してくる武将たちに一時唖然。どうやら武将を倒しても、一定時間が経過すると復活するようだ。ふと周りを見回せば、相手の武将4人に囲まれながらの戦闘戦に。まさに八方塞がりとは、このことか。まてよ相手は4人だから、この場合は四方塞がりになるのか? などとくだらないことを考えながらも八方破れで、敵本陣に突入!なんとか勝利を収めることができた。でも、今度はもう少し頭を使った方が良さそうだ(反省)。
 北海の地を奪うことに成功すると、突然イベントが発生。「黄巾征討戦」への参加を求められる。どうやら、特定の戦力配置になった場合や。一定の条件を満たすことで“イベント戦闘”と呼ばれる特殊戦闘が起こるようだ。ということは、「赤壁の戦い」や「官渡の戦い」なども“イベント戦闘”として発生するのだろうか? このあとの展開が気になります。
 武将のレベルアップ方法や、アイテムの収集方法(今回は開発)が一新され、新しい要素がたっぷりと詰まった争覇モード。政策をあまり採択されなかった張飛が、愚痴を言ってくるなど、キャラクターの個性が生かされたイベントも多数用意されてるようです。このあとの展開は実際にプレイして体験してくださいね。