安田さんが答えた2001年6月の質問


2001/06/29
Q.こんにちは!
『ギタルマン』の主人公・U−1について、質問があります。
彼の名前の「U−1」というのは、何かの略ですか?
それとも、これは本名で、実際に「U−1」と書くのでしょーか? はたまた単にユウイチ、という名前だったものを当てはめたのですか?
学校の友達に「宇宙人1号!?」といわれ、反発したのですが、 実際詳しいことは私にもわかりませんでした。

どおも。「あにまーる。」の安田です。
『ギタルマン』もめでたく発売の運びとなりまして、ワタクシのもとにもみなさんからの質問メールが届いている今日このごろであります。
ただいまはですね、サイト担当のDくんが、ヒーコラいいながらメールの仕分けをしておるようです。これから、どんどんお答えしていくことになるでありましょお。質問くださったみなさま、楽しみにお待ちください。

うほん。さて、今回の質問でありますが、U−1の名前について、ということで、さっそく調べてみましたですよ。
えー、『ギタルマン』で使っている「U−1」という呼び方・書き方はですね、彼が自分の名前の読みをこのように表記した、ま、いわば「自称」であります。
正しくは彼の名前は「勇一」であります。これはもう読んだとおり、「男らしく、勇気のある人間に成長してほしい」という家族の願いがこもった名前なわけであります。ワタクシ、いい名前だと思っておりますよ。
しかしながら、実際の勇一くんはというと、残念ながら男らしいとも勇気があるとも、まあちょっといいにくい情勢にある、と。いってしまえば「名前負け」的状況になっておるわけでして、彼自身、それを気にかけていたのであります。

で、彼のあみ出したのが、「U−1」という表記でありました。本人、ちょっとカッコよく気に入っているように思われますが、みなさんお気づきの通り、大事なのは名前の書き方ではなく彼の生き方、であります。どう書くにせよ、その名にふさわしく生きることができなければ、名前負けには違いがない、と。
『ギタルマン』は、そんなU−1くんの成長の物語でもあります。彼が物語の中でどう変わり、成長していくのか。みなさんも、それをごらんになる証人であると。こうゆうことになっておりますです、おほん。

確かに、U−1というのは「なに?」と思える名前ですな。しかし、これを「宇宙人1号」と推理した質問者のお友達も、なかなか言葉にしがたいセンスの持ち主であるかと、ワタクシ思いましたです。とゆうわけで、お友達にもよろしくお伝えくださいね。