326、『ギタルマン』を語る!

みなさま、はじめまして! ナカムラミツルです。
ゲーム大好きっ子で有名、大有名な(笑)ナカムラミツルですが、今回初めてゲームを作らせていただくことになりました。それもなんと、ボクが小学校のころ、 ファミコン時代から遊んでいたコーエーさんから出させていただくことになりました。
名前は『ギタルマン』。「ギタル」という武器を使って(あ、これもボクのデザイ ンなんですけど)戦うという、音楽チック・格闘チックな、ちょっとナゾな、ポップ で楽しいゲームになる予定です。

 キャラクターデザインのコンセプトなんですけど、やはり「ゲームだ」ということをすごく意識したいなと思ったんですね。
 それは、いかにもオタクチックな、ボクみたいなヤツが好き なゲームというよりも、なんというか全くゲームに興味がないような人たちとかでも、 見てるだけで「あ、すごく楽しそうだ」「ワタシもやりたい」「ボクもやりたい」と、 ちっちゃい子供とか女の子とかが思うようなものを作りたいなと思って。

 それともうひとつ、ゲームですから、ボクの描いたものが自分たちで「動かせる」ことになるわけですよね。そういうことでやっぱりその、「おもちゃ感」っていうか、こう さわれるような、ついさわりたくなるようなそういうものを、動かしたくなるような ものをイメージしつつ、もうほんとに誰でも、見たら動かしたくなるような、持って歩きたくなるようなものをイメージしつつ、描かせていただきました。

         

 ふつう「キャラクターデザイン」っていうと、「こういうものがほしいです」とか いわれて、おうちに帰ってウーンとうなって、ひとりでこうシーンとしたなかで 作るんですけど、今回のギタルマンに限っては違います。
 会議をみんなで「どういうキャラ クターを作ろうか」ってやってるんですけど、その現場でもう、みんなでワイワイ ガヤガヤしゃべりながらっていうか、およそこうキャラクターデザインをしているような空気じゃない
  みんなが大笑いして「コイツ、こういうヘンなヤツなんだよ」 「こういうこともできたらいいよね」って笑いながら「どうやって動かそうか」 とかいいながら、現場でもうキャラクターが1日に2つとか3つ、4つとか出来上がっていくような、会議中にキャラクターができちゃうという、すごく楽しい、すごく変わった現場を味わわせていただております。


 ということで、はじめてボクのキャラクターを、テレビ画面の中でみんなが動かせる というゲーム『ギタルマン』が、これから出来上がります。みなさんぜひ楽しみにしていてください。 ボクも本当に楽しみにしています。

 ありがとうございました。ナカムラミツルでした。


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