一国を複数の領土に分割し、21の国が100以上の領土(城と砦)に分かれます。さらに国力の概念を撤廃。1週間の合戦(陣取戦、大決戦)の結果で、領土争奪の決着がつくようになります。
これにより従来よりも短期間かつ頻繁に勢力図の塗り替えが発生し、勢力間のパワーバランスが色濃く反映される形になります。

領土争奪に勝利し、版図を拡大していくと、各勢力の“天下人得点”が加算されます。
これをもとに“天下人番付”が決定され、最終決戦の時を迎えると上位2勢力の間で“天下分け目の大合戦”が行われます。
そして、この大合戦に勝利した勢力が“天下統一”を成し遂げたことになります。





“拠点戦”とは、領土と領土の間の“拠点”で起こる“軍事物資”の収穫権を巡る戦いです。収穫した軍事物資は合戦を有利に進めるための外交に利用されるので、拠点戦は合戦の行方を占う重要な戦いという位置づけになります。
なお従来の“前哨戦”は、この拠点戦に置き換わります。

軍事物資を収穫できる“陣”の占拠を目指して武将NPCと共闘します。武将NPCは様々な技能を駆使して、プレイヤーをサポートしてくれます。

拠点戦では、プレイヤー同士が徒党を組まずに戦います。ひと度戦闘が始まると、付近のプレイヤーとNPCがいっせいに巻き込まれる“乱戦”となります。

拠点戦は通常の合戦よりも小規模の戦場が舞台で、かつ参戦プレイヤーも少人数となるため、自身の活躍が戦況に反映されやすくなります。また、刻々と変化する戦況が一目でわかるため、戦場の変化をダイレクトに感じられます。

拠点戦1戦あたりの時間は45分です。頻繁に戦闘が起こるので、気軽に参戦できます。

街の掲示板付近にいるNPC“評定衆親方”から“拠点戦登録”を選びます。すると参加できる拠点戦のリストが表示されるので、任意の拠点戦を選びましょう。なお、拠点戦に参加できるのは「新星の章」の製品版アカウントであり、かつレベル45以上のキャラクターです。
※「争覇の章」以前の製品版アカウント、体験版アカウントでは参加できません。

拠点には“鉱山”、“郷村”、“牧場”、“津”の4種類があり、地形と収穫できる軍事物資が異なります。戦場は武将を始めとする将兵NPCが待機する両陣営の本陣と、7つの陣によって構成されています。

陣を占拠するには、将兵NPCを占拠したい陣に誘導して、占拠値を貯める必要があります。将兵NPCによって貯められる占拠値は決まっているので、陣を占拠するのに必要な占拠値の分だけ、将兵NPCを誘導しなければなりません。拠点の本陣にいるNPC“軍監”から《共闘の誓紙》を受け取って、将兵NPCを誘導しましょう。

陣を占拠するのに必要な将兵NPCを誘導したからといって直ちに占拠完了とはなりません。占拠完了するまではしばらく時間がかかるので、その間に将兵NPCを倒されないように守りましょう。占拠に失敗すると一挙に敵の将兵NPCがなだれ込み、逆に陣を占拠されてしまう可能性もあります。十分に気をつけてください。
また、まだ誰も占領していない中立の陣については、武将が到着した瞬間に占領完了となります。仲間と協力して効率よく中立の陣を占領し、敵に先んじて有利な状況を作りましょう。
拠点戦が終了した時点で、より多くの陣を占拠していた側の勝利です。

拠点戦で陣を占拠すると様々な軍事物資を収穫し、勢力の城蔵に蓄えられます。さらに拠点戦に勝利すれば、より多くの軍事物資を収穫できます。軍事物資には“軍資金”、“兵糧”、“軍用馬”、“軍船”の4種類があり、これを消費して敵勢力の城砦への進軍や、同盟国への援軍要請など、様々な外交を進めていきます。

軍事物資は4種類あり、それぞれ用途が異なります。また、拠点によって獲得できる資源は異なります。

軍事物資の種類 軍資金 兵糧 軍用馬 軍船
獲得できる拠点 鉱山、郷村、津 郷村、牧場、津 牧場
外交での用途 城砦への進軍 同盟勢力と浪人に援軍を要請する 遠征での進軍 海路からの進軍
※天下人ランキング上位の勢力ほど、外交で消費する軍事物資の量が多くなります。

拠点戦では勢力に与えられる軍事物資だけではなく、個人にも報酬が与えられます。

《腰袋》は「新星の章」から追加される新たな装備部位で、スタックアイテムの入れ物です。
拠点戦で戦果をあげると腰袋の成長値を獲得でき、容量や付与を強化できます。
また、拠点戦で入手できる《腰袋軽糸》を集めることで、重量軽減効果も上げられます。

《領国銀》は武器や防具、神秘石を始め、様々なアイテムに交換できる勢力単位で統一された通貨です。拠点戦が終了した際に、その拠点戦に対する貢献度に応じて獲得できます。
拠点戦で獲得できるほかにも“合戦”や“評定”など所属勢力への貢献に対して与えられます。
従来の《恩賞奉行印》は、この《領国銀》に統一されます。
未交換の《恩賞奉行印》は、2010年7月まではNPC“評定衆補佐”にて、《主君直筆感状》、《知行安堵状》、《拝領之品目録》に交換できます。






1週間の総戦果で勝敗を決定し、その結果により領土の争奪が行われるようになります。
これにより、1つの合戦が終わるごとに100以上もの領土のそこかしこで支配勢力の交代が起こります。
天下統一に向かって刻々と変化していく情勢を、より強く感られるようになります。
各町にいるNPC“評定衆補佐”(ひょうじょうしゅうほさ)から直接合戦場へ参陣できるようになります。思い立ったら即行動! 町からすぐさま合戦場へと向かい、思う存分、手柄を立ててください。
大決戦に勝利すると、勢力の士気が大幅にアップ! その後の陣取戦の獲得戦果にボーナスが付くようになります。旗色が悪い合戦でも、大決戦の結果次第では大逆転を狙えるかもしれません。

敵領土への進軍の仕組みも大きく変わります。

“水軍本拠地”を持つ領土を有している状態で、軍事物資“軍用船”が100%に達していると、同盟勢力以外が持つ水軍本拠地がある領土に向けて、海路を用いて進軍できるようになります。 進軍先の選択肢が広がる一方で、「思いもしなかった勢力から攻め込まれた」といった事態が起こりえます。領土争いの緊張感がいっそう増すことでしょう。

“遠征”で進軍する際のルールも変更されます。まず、遠征を行うには、軍事物資“軍用馬”が100%に達していることと、同盟勢力の許可が必要になります。
この条件を満たすと遠征が可能となりますが、気をつけなければならないのは「もし遠征で進軍側が大敗した場合、足掛かりとなった同盟勢力が領土を失う可能性がある」ということです。進軍側は負けないために最大限の努力をする。同盟勢力は援軍を出して進軍側を助ける。同盟関係であれば当たり前の行為ですが、これができなければ領土拡大は望めないでしょう。

進軍に際して“援軍”を要請した勢力は、軍事物資“兵糧”を消費して援軍を受け入れられます。兵糧は同盟勢力の数によって、1つの場合60%、2つの場合100%が必要です。なお、防衛側は兵糧を消費せずに援軍を受け入れられます。
援軍として参陣する勢力は、複数の参陣先がある場合、個々人で援軍先を自由に選択でき、恩賞奉行の検分を受けられるようになります。従来よりも合戦の自由度が上がり、かつ報酬面でも優遇されるようになります。

勢力の意思を反映する献策がシンプルかつスピーディになるように“献策進言”と“献策決議”の2段階に分割し、同一週内で進言と投票を行い、その結果を翌週に反映します。また献策を行いやすくするため、受付を各寄合所のNPC“寄合長”から掲示版付近のNPC“評定衆補佐”に変更します。

同盟外交、進軍目標、領土開発についての案を進言できます。上げられた進言は献策決議にかけられます。献策進言は、投票で選ばれた“側衆筆頭”(そばしゅうひっとう)と手柄の貢献度が高い“評定衆”だけが行えます。


進言に投票し、勢力の方針を決定するのが献策決議です。投票数が最も多かった進言に基づいて翌週の外交行動が決定されます。仕官日数が30日以上経っているキャラクターなら誰でも参加できます。




同盟外交 お互いに同盟申請すると翌週には同盟が締結されます。同盟申請の使者を送れるのは2勢力までです。
進軍目標 自勢力の領土に隣接する同盟勢力以外の城砦を目標にできます。進軍には100%の軍資金が必要です。援軍要請の要・不要も進軍目標を進言する際に行います。また、前述の遠征や海路進軍の条件を満たしていると、該当の城砦も進軍目標として選択できます。
領土開発 翌週に開発を行いたい領土を選びます。選択した領土は“評定依頼”で開発できます。
側衆筆頭 立候補と投票によって選出されます。任期は4週間です。
評定衆 手柄順位で20位以内に入ったキャラクターが任命されます。任期は4週間です。





合戦に勝利し、領土を奪取することで“天下人得点”を増やせますが、
それだけでは天下統一を目指すには十分ではありません。
天下人得点を増やし、天下人番付を上げていくには、勢力が領有して
いる領地の“手入れ”をすることも、合戦に勝つのと同じくらい大切です。
そこで重要になるのが“評定システム”の“国政”の依頼です。

国政の評定依頼を達成すると、前週の献策で“領土開発”に選択された領土の天下人得点を獲得できます。

評定依頼“調略”の一部では、敵視、敵対勢力の本城に対して調略を行い、本城の天下人得点を下げられます。

領土には“本城”、“属国本城”、“中核”、“外郭”の4種類があり、外郭=属国本城>中核>本城の順で天下人得点の上がりやすさが異なります。外郭や属国本城の場合、1週間で増やせる天下人得点の最大値は、本城の2倍までです。例えば、合戦で初期状態の外郭領土を奪取した場合、天下人得点が1000増えるのに対して、評定では外郭領土を1週間に500ずつ育てられます。天下統一にあたり、評定依頼は、合戦と同じくらい重要な位置づけになります。


合戦に敗れ、勢力が滅亡してしまった場合は、発行される評定依頼は、お家再興戦に向けての軍資金と兵糧を蓄えるものに切り替わります。もちろん拠点戦は行えるので、評定依頼と拠点戦を積極的にこなし、勢力の復興を目指しましょう。