「国宝・彦根城築城400年祭」連動企画 「ひこにゃんイベント」開催!!

「国宝・彦根城築城400年祭」について

彦根城築城400年を記念し、2007年3月21日〜11月25日の間、「国宝・彦根城築城400年祭」が、滋賀県彦根市において、開催されています。開催期間中は様々なイベントや企画展示が行われています。
詳しくは以下のバナーより、特設サイトをご覧ください。

「国宝・彦根城」とは？

関ヶ原の戦いで勲功を上げた井伊直政は近江に領地を与えられますが、その地の居城として適していたのは佐和山城でした。佐和山城は関ヶ原の戦いの敵方総大将・石田三成の居城であったため、それを嫌った直政は新たな城を築く計画を立てます。が、関ヶ原の戦いで負った傷が元で、計画途中にして直政は死去してしまいます。そこで、その遺志を息子の直継と家臣たちが継ぎ、1603年、琵琶湖の東岸に新たな城の建築が始まりました。この城が彦根城です。天守が完成したのが1607年で、そこから数えて今年で400周年となります。彦根城は、彦根藩井伊家の居城として代々用いられた名城で、明治時代に発布された廃城令も免れて、現在にその姿を残しています。天守や櫓、門などが国宝や重要文化財に指定され、国の特別史跡にも指定されています。

「ひこにゃん」ってなに？

「国宝・彦根城築城400年祭」のマスコットキャラクターで、イラストレーターの「もへろん」さんが作者です。白い猫がモデルで、頭には“井伊の赤備え”の兜をかぶっています。なぜ、マスコットキャラクターが猫なのか？　それは直継の弟である、井伊直孝のこんなエピソードに起因します。

「鷹狩りからの帰り道、井伊直孝は豪徳寺というお寺の前を通りました。すると山門にいた寺の飼い猫が、直孝を手招きしたのです。直孝はお寺に寄り、休憩することにしました。直孝がお寺に入ると、外は強い雷雨となり、思いがけず雨に濡れずに済んだのでした。それを喜んだ直孝は寺に寄進をし、以降、豪徳寺は井伊家の菩提寺となりました」

現在、お店などでよく目にする“招き猫”もこのエピソードが発祥である、という説もあります。