師匠:「おう、新参の鍛冶屋さんか。ようこそ戦国の世界へ。」
 :「はい。そのー、あなたも鍛冶屋さんですよね」
師匠:「そうだよ。人にものを作ってあげて喜ばれるってのは、やっぱりうれしいからね」
 :「私も同じ気持ちで鍛冶屋の道を選んだんですけど、なんていうか、いまいちピンとこないんです」
師匠:「この世界では、どんなにいい装備をしている人でもいつかはその装備品を買い換えなきゃならんのだ。 特に戦闘をガンガンやっている人はな。そんな人達にいつでも良い品を提供する、そいつが鍛冶屋の務めさ」
釈然としないでいると、師匠は笑いながら言った。
師匠:「まあ実際、経験してみればわかるか。ちょっと狩りに行ってみよう」
なんで最初が狩りなんだ?そう思いながら、もう小一時間が過ぎようとしている。といっても師匠は見ているだけだったのだが。
師匠:「さてと、狩りをしていて何か気づいたことはないかい?」
そう言われても...戸惑っている私に師匠が水を向ける。
師匠:「後半は結構苦労してなかったかい?」
そう言えば...微妙に獲物の体力が残ってたりとか、師匠に手伝って欲しいな、という場面は後半の方が多かった気がする。いや、実際相手に与えるダメージが後半なんだか減ってきていたし、ダメージも後半の方が多く受けていた。
師匠:「そうだろう。ちょっと、今の自分の状態を見てごらんよ」
うわ!攻撃力も防御力も減って赤く表示されてる! いったい何で?!
私 :「いったいどういうことなんですか?」
師匠:「それはだな、君の装備品に理由があるんだ。こんどは装備品を見てごらん」
 :「あ、攻撃力が落ちてる。うわー、耐久度に耐久性も」

師匠は説明してくれた。
狩り
状態
師匠の解説 耐久度 耐久性
  • 装備品には「耐久度」と「耐久性」がある。
  • 装備品は戦闘でダメージを与えたり受けたりすると、一定の確率で耐久度と耐久性が低下する。
  • 耐久度が一定数減ると攻撃力や防御力といった性能も減ってしまう。
  • 耐久度の減り具合は耐久性による。耐久性が低いと減り方が早くなる。
  • 耐久度は町の「修理屋」で最大値に直してもらうことができる。
  • 耐久性も直してもらうことはできるが、新品が買えてしまうくらい費用がかかる。
夕日 師匠:「もちろん耐久性が減っても耐久度がある数字以上あればその装備品の性能はちゃんと出るんだが」
 :「耐久度の落ちがはやくなって、本来の性能を出せる時間というか回数が減ってしまう?」
師匠:「そう。その通り」
師匠はにっこり微笑んだ。
師匠:「壊れる、と言うわけではないが、そういう意味では装備品には寿命がある。どれくらいまでの減り方なら使い続ける、というのは持ち主の人次第さね」
町の中で師匠が言った言葉が浮かんできた。
「いつでも良い品を提供する、それが鍛冶屋の務め」

夕日が山際にかかり始めていた
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