
「ちょっと退屈かもしれないが、私たちの言うことにしばし耳をかたむけてくれるかな」開演前の会場内で放送される注意事項の声に聞き覚えのあるような……。なんと、今回のナレーションを勤めている「遙か」橘友雅役の井上和彦さんと藤原鷹通役の中原茂さんによるものでした。いやがおうにも会場のボルテージもヒートアップ!
会場が暗転しスクリーン一面が桜の花でおおわれると、「フェスタ6」の始まりを告げる井上さんと中原さんの声とともに、キャストの方々がひとりずつステージに登場! 「春の日をいっしょに楽しく過ごしましょうね〜」(関俊彦)、「今夜は燃えるでー!」(真殿)「今日はみんなで思いっきり遊ぼうぜ!」(高橋)「君と出会えたこの季節に感謝するべきかもしれない」(谷山)と、キャラクターの声で会場へごあいさつするみなさんに、早くも観客席からは大歓声が。昼の部では、最後全員がそろったところで「ネオロマンス・フェスタへようこそ」というかけ声とともにキャスト全員がきれいに一礼。(夜の部では、キャスト全員が会場へ投げキッス )

ライブドラマ第1部 (アンジェリーク)
オープニングのあとは、「アンジェ」キャストのライブドラマがスタート。メンバーがそろって間もない聖獣の守護聖たちが、協力してひとつの目的を成し遂げることの大切さを学んでいくお話なのですが、展開もさることながら、絶妙の掛け合いやアドリブなども随所に飛び出しました。真殿さん&岩永さん&杉田さんの3名によるアドリブ合戦や、結城さんと関俊彦さんが聖獣の宇宙へつながる次元回廊を泳いで渡るパフォーマンスを行ったり、初登場の小山さんがちょっと恥ずかしそうにアドリブする姿など、見どころ満載でした!

ライブドラマ第2部 (遥かなる時空の中で)
続いては、「遙か」キャストによるライブドラマ。こちらは決して花が散らない梅の木の怨霊を巡るちょっとシリアスな物語です。怨霊を倒すべく、頼久(三木さん)&天真(関智一さん)が繰り出す青龍の協力技シーンや、保志さん演じる永泉が梅の木とある姉妹の悲しい物語を切なげに語る場面、そして枯れ果てた梅の木から新芽が生まれ、そこに八葉が新たな希望を見い出すラストシーンなど、迫真の演技に会場中がステージに釘づけ。改めて「遙か」の世界の奥深さとすばらしさを感じる内容でした。

金色のコルダコーナー
今回の進行役を務める久遠一さんとキャストふたり(20日関俊彦&関智一さん、21日結城さん&保志さん)がその日の「金色のコルダ」キャストとともに「金色のコルダ」のゲーム内容を楽しく紹介するコーナー。関俊彦さんから「初出場なのにもうすっかりなじんでいるよね〜」と言われて恐縮する谷山さんや、キャラクター紹介でリリを見て、「え? これを退治するゲームじゃないの?」とボケる関智一さん、さらに、暴走気味の岸尾さん&森田さんにタジタジの結城さん&保志さんなど、キャスト同士のからみも見逃せません! 最後は初披露となるコルダキャストによる歌で締めくくられました。

ライブドラマ第3部 (金色のコルダ) 〜エピローグ〜
ここから、金色のコルダのライブドラマがスタート。両日とも放課後に雨宿りするふたりのキャラクターの会話を描いたストーリーです。20日の夜の部では、音楽論を語り合っているはずなのに、いつのまにか福山さん演じる志水の天然ボケ(アドリブなし)と、それに対してツッコミを入れる谷山さん(月森)によるコントのような展開に場内大爆笑。21日では柚木と火原の3年B組コンビによるハイテンションのアドリブが詰まったドラマとなっていました。
さらにエピローグでは、「コルダ」キャストのほかに、「アンジェ」、「遙か」のキャストもステージに全員集合! それぞれのキャラクターが天空に架かる虹を眺めながら想いを語るラストシーンはとても感動的でした!

トークコーナー
ドラマの興奮さめやらぬなか、始まったトークコーナでは、キャストのココロをのぞく心理テストが行われました。ちなみに20日夜の部は「好きな動物とその理由は?」という質問。さて、みなさんの解答は……谷山さん「ネコのようなイヌ。個性があるから」関俊彦さん「ネコ。きままな生き方が究極の憧れ」結城さん「イルカ。癒されそう」岩永さん「三國無双の好きなツチノコ。地に足がついている」杉田さん「ネコ。手に余るくらいのほうがいいので」保志さん「オコジョ。とてもかわいい、無邪気、すばしっこい」この質問からわかることは、「あなたがなりたい理想の姿」だそう。なるほど〜、と思わず納得してしまう方など、キャストの反応もさまざまでした。
その後は、ネオロマンス10周年コーナーがあり、10年目をお祝いすべく巨大クラッカーが炸裂したり(昼の部)、くす玉が割られる(夜の部)なか、会場からも「おめでとう!」というかけ声が寄せられました。

Sweet Spring Message
フェスタ恒例の愛のメッセージコーナー。今回は、それぞれのキャラクターからの贈りものというテーマで、次々と語られる甘〜いことばに会場中がうっとり聞き入っていました。

ライヴコーナー
お待ちかねのライヴコーナーでは、5曲連続で次々とキャストが登場し歌を披露。静かなバラードから、激しいロックまでバラエティに富んだ構成にファンも大満足の様子でした。

エンディング
楽しい時間もあっという間、ついにエンディングの時間に。キャストのみなさんからも「新しいメンバーも入って、とっても楽しいステージになりました」(田中さん)、「横浜には心地よい風が吹いていまして、元気をいただけました」(三木さん)、「期待と不安と両方ありましたが、こころよく迎えてもらえてうれしかったです」(福山さん)、などの暖かいあいさつがありました。カーテンコールでは「僕たちのAnniversary」が流れるなか、キャスト全員がステージを左右に何往復もしながら、客席に向かって手を振り続ける姿に客席も感動の嵐。「金色のコルダ」が加わったことで、ネオロマンスの新たな可能性を感じられたすてきなステージでした!
(『Cure!』編集部 桜)
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