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DJやってる時に、必ずリクエストされるのがボブ・マーリィ。
かれこれ20年近くもレゲエを回しているけど、彼のレコードかけると、みんなが踊り、歌い始めるのはずっと変わらない。
これまで何回聴いたか分からないほど繰り返し聴いているのに、いつも新鮮で飽きることがない。
どんな時にも、どんな場所でも、 みんなが本当に聴きたがっているのはボブ・マーリィなんだと思う。 |
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さて、今回のリリース。これまでに発掘されてきた音源のなかでも、まさしく本命中の本命といえる。
内容によだれが出そうになる。
まずは、世界各地で行われたコンサート・ツアーから録音に目が行くが、目玉はやはり、'78年4月22日、満月の夜のキングストンで行われた「ワン・ラブ・ピース・コンサート」だろう。
この歴史的なライブの模様は、ごく一部だけがヴィデオで紹介されていただけで、ようやくその全貌が明らかとなった意義は大きい。
さらに、'76年のニューヨーク・アポロ・シアターでのライヴ。
ブラック・ミュージックの殿堂での演奏とあって、メンバー全員気合いが入ってる。
また、スタジオにおける試行錯誤が垣間見える珍しい録音が集められたアイテムも、実に興味深い。
どれもがウルトラ・レア、そして20年近く前の録音であり、必ず満足してもらえることと思う。
ボブ・マーリィをより深く理解するためにきっと役立つ必聴のシリーズ、待望のリリースだ。
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工藤BIG"H" 晴康
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