コーエーINFORMATION
2015年 12月 9日

12月9日、ゼネラル・プロデューサー “シブサワ・コウ” こと、コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長 襟川 陽一は、慶応義塾大学商学部にて 「ゲームの未来」 と題した講演を行いました。 慶応義塾大学では、大学部創設125年を記念してさまざまな講演会を開催しています。


● 「いま」 に至るゲームの歴史

まず、株式会社光栄を1978年に設立してから現在に至るまでの経緯を紹介しました。 業務用ゲーム機から家庭用ゲーム機へ、そしてスマートフォン全盛の現在にいたるゲームプラットフォームの変遷と、それにあわせたゲームビジネスモデルの変化を語りました。
とりわけ、 「IP(Intellectual Property:知的財産)の創造と展開」 を軸としたコーエーテクモグループの成長戦略について、より強力なIPを開発していく開発力の強化、トレンドへの対応を重視していく姿勢を紹介しました。

● ゲームの未来とシブサワ・コウ
ゲーム業界の 「これから」 を左右する要素として、ビジネスモデル、開発予算、そして 「新しいトレンド」 の3つのキーワードを掲げました。 かつてパッケージビジネスのみだったゲーム業界も、現在はデジタルビジネスの比重が30%を超えてなお増えていることや、 海外で100億円を超えるほど増大している開発予算について、開発費より運営費に注目すべきデジタルビジネスの状況を解説しています。 新しいトレンドとして、ストリーミング、自然言語処理、AI、シミュレーションのほか、 「クラウドサーバーと現行のゲームとの融合」 に 「ゲームの未来」 を感じていることも紹介しました。

最後に襟川は、参加した学生に対して 「好きなことを一生懸命行うことの大切さ」 を説き、 「これから伸びていく業界を選び、そこで思いっきり仕事をすることを忘れないで欲しい。 そして社会で成功するには、それを支えてくれる幸せな家庭を欠かすことはできません」 と熱いエールを送り、講演会を締めくくりました。

エンターテインメントソフト第一弾 『川中島の合戦』 などのパッケージも紹介

講演のあと行われた質疑応答では数多くの学生が挙手。「VRや高度なAIをひとつに組み合わせたゲーム機に可能性はあるか」「パッケージゲームの未来は?」 などさまざまな質問が寄せられました。


会場を埋め尽くす慶応義塾大学の学生たち。予定人員の倍を超えた学生が参加し、立ち見や通路のほか、会場外にも聴講席を用意するほどの熱気に包まれました。

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