コーエーINFORMATION
2014年 12月 4日
公益財団法人科学技術融合振興財団 理事長 襟川 陽一

コーエーテクモホールディングス代表取締役社長 襟川陽一が理事長を務める公益財団法人 科学技術融合振興財団(以下 FOST)は、財団設立20周年を記念して、「ゲームの未来」 をテーマに講演会を開催しました。プラットフォーマー、ゲームソフトメーカー、研究者、メディアなどの立場から、2~3年後のゲームについて、その将来像、期待像などを語っていただきました。

line
襟川 陽一
FOST理事長
コーエーテクモホールディングス 代表取締役社長
ゼネラル・プロデューサー シブサワ・コウ

FOST理事長として財団設立の経緯や意義、主な活動を紹介したほか、 「今後もシミュレーションが豊かな社会と文化の実現に貢献できるよう、研究者や実務家の方々を支援してまいりたいと思います」 と抱負を述べました。 また、コーエーテクモホールディングス代表取締役社長の立場から、現在のゲームビジネスモデルや成長戦略を語りました。 そしてゲームクリエイターの立場から 「 クラウドサーバーにスーパーコンピューター並の処理能力を持たせることを夢見ています。 これが実現すれば、今までにない雄大な表現力で圧倒されるゲームになると確信しています」 と、ゲーム制作にかける “夢” を語りました。

line
盛田 厚
株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 取締役 SCEJAプレジデント

“プレイステーションが創ってきた未来とこれから創る未来” と題して、 20周年を迎えたプレイステーションを取り巻く環境の変化と、 ゲーム体験が多様化している現状を説明。 「ユーザーの想像を超えたものを提供していきたい。 エンターテイメントの垣根を無くし、人と人を繋げ、プレイステーションプラットフォームをより拡充させていく」 と、プレイステーションのこれからの方向性を示しました。

line
南場 智子
株式会社ディー・エヌ・エー 取締役 ファウンダー

好調なときだけでなく、JAVAアプリでの失敗談なども交えつつ、スマートフォンのネイティブアプリの隆盛期に至るまでの同社がたどった軌跡を紹介。
また、「FINAL FANTASY Record Keeper」 の成功要因に触れて、「かつてプレーヤーが体験した気持ちよさをスマートフォンでも提供するということ。それを実現するには技術の積み上げが必要でした」 と語りました。

line
馬場 章
東京大学大学院 教授

デジタルゲームを 「現代の知的複合体」 と定義し、「総合芸術」 とも呼ばれていることを紹介。 2008年からのデジタルゲーム研究の変化、ゲーム研究における日本と欧米との比較などに触れました。

line
浜村 弘一
株式会社 KADOKAWA・DWANGO 取締役

「領域を超え始めたゲームコンテンツ」 と題して、メディア側の視点から 「ゲームの未来」 を分析。 ビジネスの面でも家庭用ゲームとスマートフォンゲームの差がなくなりつつあると紹介しました。 「リテンション(継続)」 というキーワードを引き合いに、ゲームにおいてはファンの興味を喚起して人気を維持し続け、そこから新たなビジネス展開をしていくことが重要なポイントだと指摘しました。

line
◆ 公益財団法人 科学技術融合振興財団 (FOST)
FOST (foundation for the Fusion Of Science and Technology) は、科学技術の融合等に関する調査研究、学会・研究会等、および国際交流に対して助成を行い、科学技術の融合等に関する普及啓発を行う公益財団法人です。 2012年4月1日より法人格が格上げされて、 現在の名称に変更されました。



≫ 公益財団法人 科学技術融合振興財団 http://www.fost.or.jp/
≫ 第7回 FOST賞授賞式 http://www.gamecity.ne.jp/koeiinfo/20140306.htm
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
© コーエーテクモゲームス All rights reserved.