コーエーINFORMATION
2009年 7月 27日

7月26日、日本科学未来館 みらいCANホールにて、オンライン海洋冒険ロールプレイングゲーム 「大航海時代Online」 の拡張パック第3弾 「El Oriente」 の発表会を開催いたしました。


今回は、 「大航海時代Online」 をプレイしてくださっている約130人にも参加いただき、発表会とユーザーカンファレンスの二部構成となりました。
第一部は、航海者養成学校の特別講義という趣向。校長に扮したコーエーテクモホールディングス株式会社代表取締役社長 松原健二から、タイトルの発表を行いました。 引き続いて、航海者養成学校の教官のコスチュームで登場した、運営プロデューサー渥美貴史と開発プロデューサー竹田智一が、要望の高かった 「日本」 が登場することで大きくグレードアップする 「El Oriente」 のコンテンツとその魅力について、講義仕立てでプレゼンテーションを行いました。

(左) 学帽とマントを着けた養成学校の校長に扮して挨拶した、コーエーテクモホールディングス株式会社代表取締役社長 松原健二。 「大航海時代は海が未知の開拓地。現代の開拓地はさしずめ宇宙ですが、ネットワークの世界も同様に、まだまだ計り知れない未開拓のエリア。ここを開拓していくと、まだまだ豊かなコンテンツが生まれると確信しています」 
(右)ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン プレジデントのショーン・レーデン氏からのビデオメッセージ。 「ネットワークの世界は日々進化しており、『大航海時代 Online』 もまた日々進化している。すぐれたオンラインRPGである 『大航海時代 Online』 をPS3で提供できたことをとてもうれしく思っています」

養成学校の教官に扮して登場した「大航海時代Online」運営プロデューサー渥美貴史(右)、開発プロデューサー竹田智一(中央)、リードゲームデザイナー山田倫之(左)。登場するたびに会場から歓声が上がりました。

プレゼンテーションの後は、特別講義として水中考古学者 井上たかひこ先生が壇上へ。 沈没船や海底に沈んだ都市など、実際の調査結果を踏まえたエピソードを披露してくださいました。
第二部は、井上先生を交えたトークセッション、ファンからの質問にズバリと答えるQ&Aコーナー、ゲームメディアの編集者の方々とプロデューサー陣によるパネルディスカッション、ファン代表の方々による 「ワールド対抗クイズ大会」 と盛りだくさんの内容。
最後の記念撮影では、会場一体となって 「日本に行くぞー!」 の大号令(ページ巻頭の写真)。なごやかな雰囲気の中、発表会は幕となりました。


井上たかひこ先生の特別講義。ジャマイカの海底都市、ドミニカ沖の海底に横たわるオランダの沈没船、元寇の役で沈没した元の船からの発見物など、歴史のロマンをかき立てられる研究成果が次々と紹介されます。水中考古学の重要性が実感できる内容でした。 

水中考古学者・作家 井上たかひこ
1943年茨城県生まれ。 米国テキサス州立テキサスA&M大学大学院にて、ジョージ・バス博士に師事、東洋人として初の水中考古学の学位を得る。 ウル・ブルン難破船、ポート・ロイアル海底都市、元寇船など、世界的な水中遺跡の発掘調査に参加。現在は、千葉県勝浦沖の黒船ハーマン号を調査中。 その間、筑波大学博士課程歴史人類学研究科研究生を経て、県民大学講師、茨城大学非常勤講師などを歴任。 著書は『気がついたら水中考古学者』(茨城文学賞受賞)、『水中考古学への招待』など。日本水中考古学調査会会長。



『大航海時代 Online』 公式サイト
http://www.gamecity.ne.jp/dol/