気を失っていた主人公は、かすかな明かりを感じて目を開く。 ぼんやりと明かりの方に目を向けると、巻物を手にした青年が振り返った。
鷹通「気づかれましたか」
端正な顔が主人公を見て微笑む。 青年は流れるような手つきで巻物を片付け、主人公に向き直った。
鷹通「藤原鷹通と申します」
鷹通「あなたを——龍神の神子をお守りする任をおおせつかった、八葉の一人です」
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