アクラム「今ならたやすく私を討てるぞ」
自嘲するように溢すアクラムの言葉に、主人公は首を横に振る。
そんな主人公を理解できないと言うように、アクラムは顔をそらした。
アクラム「お前は私とは相容れぬものだ」
アクラム「私がお前を見ることはない。お前が私をかえりみることがないように」
その言葉を聞いて、主人公はそっとアクラムに近寄った。
手を伸ばしても、アクラムは拒まない。
ゆっくりと、主人公の手がアクラムの仮面を外していく。
主人公 「あなたが…私があなたを見ることがないって言ったから。こうしたら見えるかと思って…」
アクラム「…好きにするがいい。お前はいつも望みをかなえるだろう」
アクラム「そのまっすぐな瞳を手にしたいと望むのは、お前の力を欲するせいか…」