イベントスチル原画はすべて水野十子氏が担当!
萬から「触れてもいいか」と尋ねられた梓。
珍しい嘆願に思わず了承をするが……。
梓
「う、うん、わかった。いいよ……?」
萬
「ありがとうございます。……失礼を」
ふわりと柔らかい熱が、額に灯った。
梓
(あ……)
(触れるって、おでこ?)
意外な行動に心臓が高鳴る。
梓
(唇が触れそうなほど萬が近くに……)
(……どうしよう。萬の鼓動も、私の鼓動も聞こえてしまいそう)
萬
「──……想定外ですね。困りました」
梓
「…え、想定外ってな、何が?」
萬
「思いのほか貴方の熱が心地よくて………」