【ゲームシステム】――自分の世界に帰るために

　このゲームの目的は、異世界京に龍神の神子として召喚されてしまったあなたが主人公となり、自分の世界に帰るため、 仲間であり、自分に仕える八葉とともに、 鬼の一族と呼ばれる敵の手から京を守ることです。
　八葉は見知らぬ人間であるあなたに対し、さまざまな感情を持っています。
　彼らとともに行動し、【会話】をして、彼らのあなたに対する 信じる心、想う心を上げていきましょう。どちらの心も会話の流れで上下します。
　また、自由に京を【散策】しながら、あなた自身の力となる五行の力も強化しましょう。あなたの五行の力が強くなると、八葉と共におもむく【戦闘】が有利になります。

　あなたはこの長い旅を通して、八葉の心に触れるでしょう。
　彼らは鬼の手でもっとも大切な記憶――心のかけらを失っています。
　会話をすることでその心に触れ、京を散策して心のかけらを探し、共に戦うことで心の絆を深めましょう。
　彼らの閉ざされた心を癒し、恋をはじめるために。

【会話（アドベンチャーモード）】――相手の心に触れるために

　仲間となる八葉、あなたをサポートする藤姫や、京に住む人々、時には敵である鬼の一族と会話をして、物語を進めます。
　物語を進めるための会話は一日を費やすことも少なくありません。そのほか、後述の【散策】途中で起こるイベントでの会話もあります。

　あなたの行動や意思を決定するために、選択肢が出てくることがあります。
　選択肢にカーソルをあわせると、会話ウィンドウの左に出る主人公表情が変化します。
　相手はあなたの言葉と表情を見て、さまざまな反応を返すでしょう。

　あなたの選択によって、相手の感情が揺れることがあります。あなたを信じる気持ちが増したり、あなたに好意を持ったり…。
　そんな相手の気持ちは、あなたを「信じる心」★ と「想う心」★として表現されます。そして、相手の気持ちが変化したとき、それぞれの★が上昇したり下降したりします。
　でも、時にはきつい言葉を選ぶ場面にぶつかるかもしれませんね。そのときの状況を見て、相手の気持ちを考えて言葉を選びましょう。

【散策（フリームーブ）】――心のかけらを探して

京を散策するとき、あなたは１日３ヶ所まで自由に行動することができます。
八葉はあなたを１人にして危険が及ぶことがないよう、必ず数人が朝たずねてきています。
　あなたはその中から、２人まで一緒に行動することができます。
　その日の調子の良し悪しもありでしょうから、誰と一緒に行くかはちょっと考えどころですね。

　ゲーム開始時、京の霊的ポイント３０ヶ所のうち、ほとんどは鬼の一族の手によって、怨霊が出現しています。
　そのため、京を守る結界である五行の力は弱まり、五行の力を自分の力としているあなたの力も、小さなものでしかありません。
　あなたの力を強化するには、霊的ポイントから怨霊を退散させ、その土地を自分のものにする必要があります。そのための手段としての【戦闘】については、後で触れることにして……。

　京の散策で得られるものは、あなたの力以外にもさまざまなものがあります。
八葉の術であったり、八葉の心のかけらであったり…。

　特に、心のかけらを得ることは、あなたとその八葉の関係を徐々に深いものにしていくでしょう。
　彼らの心のかけらを探してあげてください。
　彼らの抱えているものを知り、その傷を時に共有し、時に癒す――それは、あなたにしかできないことなのですから…。

【戦闘】――心の絆を深めるために

　京の霊的ポイントを取り戻すために、あなたは戦いにおもむかなくてはならないでしょう。
　しかし、龍神の神子（あなたのことです）は、怨霊と戦うための五行の力を操ることはできても、その制御で精一杯で、大きな力をふるって戦うことはできません。
　また、怨霊の力はあなたを傷つけ、亡き者にしようと狙ってきます。

　そんなあなたを守り、あなたのために戦うのが八葉です。
　八葉は、自分は五行の力を操ることができませんが、意識を集中し、あなたからもらった五行の力をあなたと一緒に使うことで、大きな術を出すことができます。

　あなたのために力を発揮する八葉ですから、あなたからの応援の言葉がもっとも心に響きます。
　その応援が心にうまく響けば、あなたのために八葉はより力を発揮するでしょう。よりあなたを信じ、あなたに好意を覚えるかもしれません。
　戦いを通して、あなたと八葉の心の絆を深まるでしょう。八葉があなたを信じ、守りたいと思う心を持つこと。それがもっとも大切なのです。

　簡単に――駆け足で説明してきましたが、このゲームには他にもさまざまな要素があります。
　それは、あなたが確かめるまでのお楽しみにとっておきましょう。