王立艦隊に入隊するためには、“騎士爵”以上の爵位であることが条件です。
国家に貢献している熟練航海者であれば、所属国の大臣より王立艦隊への着任を許されるでしょう。
王立艦隊に入隊すると、自動的に自分の職業に合った司令部に配属されます。
司令部には次の3つがあり、それぞれ果たすべき役割が異なります。
・特殊作戦司令部:冒険者が配属されます
・海上輸送司令部:商人が配属されます
・艦隊総司令部 :軍人が配属されます
王立艦隊に入隊した航海者は、普段の行動が国家の外交方針に影響を与えるようになります。
そして、それは大海戦発生の鍵となります。
Chapter 1「Atlantic」では、大海戦の仕組みが大きく変わります(※)。
これまでは決められたスケジュールに基づき、大海戦が発生していましたが、これからは航海者の皆さんが意図的に大海戦を起こせるようになります。
“大海戦を起こす”要因となるのが、2つの新要素国威と対他国敵対度です。
これらは、王立艦隊の行動で状態が変化します。
“国威”は大海戦を起こす機運の指針となり、対外的にどれだけ力を示せるかを表しています。
王立艦隊に入隊した航海者が、国家のために貢献するとその国への“功績”が認められます。国威はそうした一人一人の功績の積み重ねで、高まっていきます。
なお、功績は各司令部に合った名声を一定以上獲得することで認められます。
こうして王立艦隊各員が協力して功績を積み重ね、国威が高まると、大海戦を発生させる条件が整います。
また、対他国敵対度は“他国との外交状態”を表しています。
大海戦発生時にどの国と戦うかは、外交状態に左右されます。王立艦隊各員が他国に対して敵対行動を取った際に、対他国敵対度が変化します。
大海戦を発生させる条件となる国威も、大海戦の対戦相手国を決定する対他国敵対度も、王立艦隊に入隊した航海者の行動により決まります。
つまり、王立艦隊各員が大海戦に大きな影響力を持つことになるのです。
王立艦隊に入隊すると専用の階級が授けられるほか、功績を貯めることでも叙任が可能になります。また、専用の新装備品を製作・着用できるようになります。大海戦クエストを請け負った後の洋上BGMが王立艦隊専用のものに変わることもポイントです。
ただし王立艦隊に入隊すると、自国のプレイヤーキャラクターには戦闘を仕掛けられなくなります。
例外として以下の場合は、戦闘が可能です。
要塞を巡る攻防戦は、大海戦の会戦中に行います。相手の要塞を攻撃して“耐久度”を0にすれば、その要塞を落とせます。要塞への攻撃は船からの砲撃と“工作”活動にて行います。
要塞を落とした陣営は、多大なメリットがあります。
・“勝利ポイント”が大きく加算されます
・要塞があった街に対して、一定期間、要塞を落とされた側からの投資を禁止できます
・要塞があった街が領地だったとしても、一定期間、投資できるようになります
要塞は構築開始時点では耐久度が低く、設備も整っていないため、陥落しやすい状態です。そこで航海者が協力して、要塞を強化していきます。要塞に様々な物資を提供し、攻撃力、防御力、耐久度を高めていきましょう。
要塞は大海戦クエスト請負可能時間から終了時まで構築できます。開始前の準備が足りなかった、または、会戦中に予想以上の損害を受けた、といった場合は、会戦中に強化を行って、耐久度を戻すといいでしょう。要塞が陥落してしまうと、次の日の会戦まで復活しません。さらに一度陥落した要塞は、再構築を行っても耐久度などの各数値が上がりにくくなってしまうため、圧倒的に不利になります。ご注意ください。
なお、要塞構築で提供された物資が一定量まで貯まると、所属陣営の要塞から“備蓄物資”を引き出せるようになります。備蓄物資を使用すると、大量の資材や弾薬などを獲得できます。
強固な要塞を陥落させるには工作活動を行って、要塞の弱体化を進めるのが効果的です。工作は要塞の耐久度などの各数値が一定以上ある場合に仕掛けられます。会戦中に工作活動に必要なアイテムを所持して、敵勢力の要塞がある街に入港すると、工作が可能となります。工作を達成すると、要塞の各数値が減少します。
工作活動では使うアイテムの組み合わせで要塞に与える損害が変化します。また一部のスキルも工作活動で威力を発揮するようですよ。
大海戦は以下の流れで攻撃国が決まります。
1.王立艦隊に入隊した航海者が名声を獲得する行動を取り、功績をあげる
2.功績をあげると、所属国の国威も高まる
3.攻略対象の国家に対して、王立艦隊員が敵対行動を取り、外交関係を悪化させる
4.国威が“士気高揚!”、対他国敵対度が“敵意”以上の状態を満たす
5.条件を満たした国家の中から、ランダムで1つが選択され、攻撃国となる
一方、防衛国は以下の方法で決まります。
・攻撃国が大勢力国家の場合、大勢力国家の中で最も敵対している国家が防衛国となります。
・攻撃国が小勢力国家の場合、小勢力国家の中で最も敵対している国家が防衛国となります。
こうして攻撃国と防衛国が決まったら、攻撃対象港の投票が行われ、その後に連盟投票が行われます。なお、連盟投票には対他国敵対度は影響しません。ですので、たとえ外交関係が悪くても、投票によっては連盟が成立することもあり得ます。