前回紹介したパリに続き、今回はChapter 1「Atlantic」で登場するもう一つの内陸都市“フィレンツェ”をご紹介します。
パリが芸術の都なら、フィレンツェは技術の都。フィレンツェには世界各地から最先端の技術が集まり、各方面において日進月歩の勢いで技術革新が起こっているのだとか。そんな職人たちが集う街、フィレンツェを訪ねてみましょう。

フィレンツェへはピサから馬車を利用して移動します。
街に着くと目を引くのは、中央の広場に壮麗なたたずまいを見せる“ベッキオ宮殿”。ここにはイタリアのルネサンス文化に絶大な影響力を持つ“ロレンツォ・メディチ”が住んでいます。彼は芸術や文芸などを庇護するパトロンとしても高名ですので、世界中の情勢や交易品に詳しい航海者の話に、きっと興味を持ってくれることでしょう。



技術の都・フィレンツェでは、世界各地の技術情報を集めており、新しいものや珍しいものに利用されている技術を知りたがっています。世界を股にかけて活躍する皆さんが手に入れた、様々な交易品にも興味津々のご様子。どうやら交易品を解析して、そこから技術情報を引き出そうと考えているようです。そこで交易品を提供して、技術情報の収集を手伝ってあげましょう。

Chapter 1「Atlantic」では、[ 情報提供 ]というコマンドを使って、世界中の工房職人たちに交易品を渡せるようになります。彼らがフィレンツェへの情報提供の窓口となってくれるわけです。なお、情報提供は1日3回(実時間)まで行えます。


こうして交易品の提供を受けた世界中の工房職人たちは、それらから様々な情報を引き出して、フィレンツェにある“商工会議所”へ報告します。最初にお話しした「フィレンツェには世界各地から最先端の技術が集まる」というのはこのことを指しています。情報を受け取ったフィレンツェの商工会議所では、職人たちが協力して技術研究を行い、“フィレンツェ特製レシピ”を生み出します。


なお、交易品を提供してくれた皆さんには、情報提供のお礼として“産業貢献度”というポイントが与えられます。産業貢献度には“調理”、“縫製”、“鋳造”、“保管”、“工芸”の5種類があり、職人たちに提供した交易品によって各貢献度を獲得できます。


フィレンツェ特製レシピを利用する際には、産業貢献度が必要となります。職人たちに交易品の情報提供をくり返して、各貢献度を貯めていきましょう。



フィレンツェには商工会議所があり、生産スキルごとにレシピを研究している職人たちが詰めています。ここからフィレンツェ特製レシピが発信され、遠く海を渡り、各街のNPC“工房職人”へと伝えられます。


フィレンツェ特製レシピは皆さんが獲得できるわけではなく、職人に話し掛けることで利用できます。
フィレンツェの商工会議所にいる職人か、各街の工房職人に話し掛け、[ 特別生産 ]コマンドを選択すると、現在利用可能な特製レシピの一覧が表示されます。その中から、利用したいものを選んで生産を行いましょう。生産時には材料と費用のほか、各スキルに応じた産業貢献度が必要となります。


さて、フィレンツェの商工会議所と各街で[ 特別生産 ]を行う際に違いはあるのでしょうか?
フィレンツェは職人たちの聖地とされる街です。もちろん聖地ならではの特典を受けられます。
フィレンツェで特別生産を行う最大の利点は、生産スキルが一切必要ないことです。生産スキルを持っていないという方でも、便利なアイテムを作り出せるのです。さらに各街に比べ、生産にかかる費用が半額で済みます。
※各街で特別生産を行う場合は、生産スキルが必要となります。


商工会議所で生み出されるフィレンツェ特製レシピは週ごとに公開される内容が変動します。時期を逃さず、有益なアイテムをどんどん作り出してください。


フィレンツェの権力者、ロレンツォ・メディチに認められるとメディチ家特製のレシピが利用できるようになります。ベッキオ宮殿にいる彼お抱えの職人たちによって、貴重なアイテムを作り出せます。


ロレンツォは世界中の事柄に幅広い興味を持っています。ワールドガイド第1回でお伝えした商会開拓街の発展、第2回でお伝えしたトレンド(流行)の発生など、皆さんが活動している情報が、彼の耳に届くかもしれません。
新天地で皆さんが活躍を続ければ、ロレンツォもきっと心を開いてくれるに違いありません。

※画面写真は開発中のものです。写真内の数値等も仮のものです。