本名ジャン・ド・ラ・ヴァレッテ・パリゾン
(1494〜1568):28歳
フランス・ガスコーニュ出身。騎士一族の長子として生まれた生粋の騎士。 謹厳実直な性格の持ち主であり、現在は騎士団長秘書官をつとめる。 どんな混戦に遭遇しても、極めて冷静な指揮を執り続けることから、 騎士たちの絶大な信奉を集めており、次期騎士団長の呼び声も高い。 少年時代、ハイレディンに捕われ、彼らの船を漕いでいた過去があり、 オスマン艦隊撃滅に執念を燃やす。


本名ジャンバッティスタ・オルシーニ
(1497〜1522):25歳
ローマの豪族オルシーニ家出身の騎士。 貞潔をモットーとするヨハネ騎士団にありながら、私生活において女性問題を抱えており、 事あるごとにラ・ヴァレッテにとがめられている。 だが、実戦の指揮官としては極めて有能で、大胆な用兵により敵を翻弄する。 豪放磊落な性格で、喜怒をはっきりと表す好漢である。


本名フィリップ・ヴィリエール・ド・リラダン
(1464〜1534):58歳
フランス・ブルターニュ地方名家の出身。 1521年に、ファブリッツィオ・デル・カレットの死去に伴い、騎士団長に就任した。 スレイマン大帝が、ロードス島の引き渡しを要求してきた際には、断固として拒否。 騎士たちを率い、およそ半年に渡る攻囲戦を戦い抜いた硬骨漢である。