(10/10/05)
『大航海時代 Online』をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
以下、10月5日(火)のアップデート「El Oriente」Chapter 4「The Land of the Dragons」にて実施した“世界バランスの再構築”について、お知らせいたします。

チームDelfinでは、拡張パック「El Oriente」のサービスイン以降、お客様のご要望やゲーム内の状況に基づいて各種調整を実施してまいりましたが、今回のアップデートでは、主に商人系のプレイヤーを対象としたデータ追加、及びバランス調整を実施しました。調整内容は大きく分けて、「交易活動における地域バランスの調整」と「国家バランスの調整」の2点です。

■ 交易活動における“地域バランス”の調整について

以下のデータ追加、バランス調整を実施しました。

● ヨーロッパにおける交易品の追加
ヨーロッパにのべ36品目の交易品を追加し、ヨーロッパ圏の近距離交易にスポットを当てました。交易所での販売が初めてとなる交易品(マグロ、木の実等5品目)や、新たに異なる文化圏で販売が開始される交易品(ガラス細工等の名産品)もあり、交易の戦略性が大きく変化します。

● 南蛮貿易のバランス調整
南蛮貿易に関して、以下の調整を実施しました。
・貿易品の近距離交易における利益率の抑制
・貿易品の在庫変動幅の抑制

【 導入の経緯 】
南蛮貿易の導入以後、お客様からは以下のご指摘を継続的に頂戴しております。
・南蛮貿易によってお金の流通量が増え、結果として全般的な物価の上昇に繋がっており、中級者以下のプレイヤーが不利になっている
・南蛮貿易の流行によって、生産品のバザールが減少した結果、生産アイテムの流通が低下している

「El Oriente」公開直後は、南蛮貿易は日本文化圏においてのみ可能だったため、近距離交易にて、ある程度の利益が出るように設定していました。そして東アジア文化圏が複数登場した現在では、東アジアや東南アジアで近距離交易を行い、連鎖的に大きな利益を上げられるようになっています。しかし、これにより南蛮貿易という一つのプレイスタイルが過度に有利となってしまい、上記のようなご指摘に繋がったと判断しました。
そこでヨーロッパ地域を中心とした交易品の追加によって、ヨーロッパでの交易の魅力を底上げしつつ、東アジアの4文化圏が出揃う本アップデートのタイミングで、南蛮貿易のバランスを適正な形に是正し、商人プレイヤーのプレイスタイルが南蛮貿易に過度に偏らないようにしました。

■ “国家バランス”の調整について

上述したヨーロッパ圏への計36品目の交易品の追加により、“国家バランス”を調整しました。
追加の内訳は、ヴェネツィア、ネーデルラント、フランス、オスマントルコ、4ヶ国の領地に10品目、及び各国の同盟港に26品目(※)です。
インタビュー記事等にて「領地のみへの追加」と答えておりますが、検討を重ねた結果、
  同盟港にも追加することといたしました。

“大航海時代”の時代背景が、イスパニア、ポルトガルを中心とした時代から、新興国を中心とした時代に移り変わっていくという節目の時代(※)、それぞれのワールドにおいて、世界が新たにどのような勢力図となるのか、皆さんならではの“大航海時代”を作り上げてください。
※『大航海時代 Online』は、歴史上の“大航海時代”を参考に、各種機能追加やバランス調整
  を行っておりますが、「皆様が世界を作り上げていく楽しさ」と「皆様の行動で変化する世界」
  を最優先に追加・調整の方針を決定しております。今後とも各国家のバランス等を見ながら、
  特定の国家に所属することが著しく有利、不利となることがないよう、随時調整を行ってまい
  ります。

なお、本件については、事前に告知することでワールドに影響を及ぼす可能性があると判断し、アップデート当日の告知といたしました。ご了承ください。
今後とも『大航海時代 Online』をお引き立てくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
チームDelfinメンバー一同