神聖ローマ帝国は、10世紀に成立した中欧の連邦国家です。時代により所属する領地は異なりますが、ボヘミア、ザクセン、ブランデンブルクなど、大小様々な諸侯が神聖ローマ帝国を構成していました。
Chapter 1では、神聖ローマ皇帝・カール5世が活躍した1500年代の様子を再現しています。Chapter 1の名称になっている「双頭の鷲」は、神聖ローマ帝国の紋章であり、また、神聖ローマ皇帝を多く輩出したハプスブルク家の紋章でもあります。

皇帝選挙の舞台となるフランクフルト

ドイツ中西部の内陸都市“フランクフルト”が新たに登場します。
フランクフルトのランドマークである大聖堂が、皇帝選挙の舞台です。


神聖ローマ帝国では、皇帝の命令が記された金印勅書に基づき、7人の選帝侯によって選挙で皇帝を選んでいました。
Chapter 1では神聖ローマ帝国とその皇帝が登場し、皇帝を決める選挙が実施されます。先に紹介した“ワールドクロック”によって年代が変動する際に、神聖ローマ皇帝の任期が終了して皇帝が交代することがあります。そうすると次の皇帝を定める選挙が発生し、この選挙に皆さんが介入できるのです。

皆さんの行動により皇帝選挙は進展し、その結果、1人の皇帝が選出されます。皇帝に即位した人物は様々な政策を実施しますが、その影響は近隣の西欧諸国を始め、世界中の諸地域、そして皆さんにも及びます。
皆さんが皇帝選挙で目指すのは、自分にとって有益な政策を掲げている候補者を当選させるよう働きかけることです。

皇帝選挙の流れ

皇帝選挙は公示期間(候補者が公示される期間)、選挙期間(候補者や選帝侯を支援する期間)、選任期間(皇帝が選ばれて政策が実施される期間)の3つに分けられます。



皇帝選挙が発生するとワールドメッセージで告知されます。2名の候補者の情報は、フランクフルトの大聖堂にいる選挙管理官や選帝侯、各地の商人ギルドマスター(商人依頼仲介人)から確認できます。

皇帝選挙で候補者を当選させるには、“候補者が選帝侯たちの支持をより多く集めている”状態に持ち込まなければなりません。皆さんは《支援認可状》と資金を使って候補者や選帝侯を支援し、皇帝選挙に介入していきます。支援は選挙期間内であればいつでも行えます。

候補者を支援しよう

2人の候補者のどちらか(双方でも可)を支援しましょう。候補者を支援することで政治力が高まります。候補者への支援は、フランクフルトの大聖堂にいる選挙管理官や、各地の商人ギルドマスター、商人依頼仲介人から行えます。
候補者の政治力が高まると、当選した際に実行される政策の数が増え、その政策の有効期間も最大で56日間まで延ばせるので、支持した皆さんが受ける恩恵も大きくなります。

選帝侯を支援しよう

候補者を支援して政治力を高めるのと同時に、皇帝選挙に大きな影響力を持つ選帝侯を支援しましょう。選帝侯を支援することで、自分が推薦する候補者に対する支持を取り付けられます。選帝侯への支援は、フランクフルトの大聖堂にいる選帝侯たちや、各地の商人ギルドマスター、商人依頼仲介人から行えます。
選帝侯は複数いますが、各人が持つ“意志力”と“発言力”の強さは違います。発言力の強い選帝侯の支持を取り付ければ、候補者への口添えもより強力なものとなりますが、そうした人物ほど意志は揺るぎにくいものです。選帝侯ごとの癖を見極めて、支援すると効果的でしょう。

時勢を読んだ支援が効果的!

選挙期間中に要求される支援品は時間と共に変化します。現在、フランクフルトの街で何が望まれているのか、候補者や選帝侯たちが何を望んでいるのか、それらの要求に合わせて支援を行うと、より高い効果が得られます。
また、支援の示しかたで効果を上げる方法もあります。選挙戦早期での支援や、“支持表明”をした候補者に対する支援は、高い効果を上げられます。
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選挙戦最終日に発動する“奥の手”

選挙期間の最終日に突入すると、候補者はこれまでの支援で蓄えた底力(支援品)を元に“奥の手”を使います。奥の手には様々な種類があり、自分の政治力を高める“発揚”や、自分の支持者の支援を高く評価する“派閥強化”などがあります。最終日の選挙活動を有利に進める一手となるので、支持している候補者が“奥の手”を発動できるように厚く支援しましょう。


皇帝選挙で勝利を収めた候補者は、皇帝に選出されます。そして選任期間中、その候補者が掲げていた政策が実施され、西欧諸国を始めとする世界中の諸地域や航海者は様々な影響を受けます。
選任期間は選挙期間中にどれだけの支援を行ったか、その総量によって14〜56日の間で変動します。そして選任期間が終わると皇帝は退任し、次の皇帝選挙が公示されます。

皇帝選出に伴い支援者が受ける恩恵

皇帝が実施する政策は世界に影響を与え、支援した航海者に利益をもたらします。
航海者は当選した候補者に対して、選挙期間中にある一定の支援を行っていれば、その皇帝が実施する政策による利益を得られます。この際、支援に大きく貢献した上位10名の航海者は“宮廷顧問”に任命され、より大きな利益を獲得できます。

大きな特権を持つ“宮廷顧問”

宮廷顧問の資格を得た航海者は、フランクフルトの選挙管理官や選帝侯、または各地の商人ギルドマスター、商人依頼仲介人の下に出向いて任命を受けることになります。そこでは“顧問職”という特別な地位に就くことができ、いずれかの顧問職に就けば晴れて宮廷顧問となれます。宮廷顧問に就任している間は獲得経験値や名声が増加したり、スキルランクに補正が付いたりするなど、特別な地位に見合った恩恵が受けられます。



通常の皇帝選挙と異なり、歴史的事件の影響を受けた特別な皇帝選挙が発生することもあります。その際には公示期間が存在せず、いきなり選挙期間からスタートします。さらに現皇帝が政策を実行していた場合、それらは中断されます。

8月7日(火)より皇帝選挙先行体験イベント「選挙活動を支援せよ」を実施いたします。

実施期間

2012年8月7日(火) 定期メンテナンス終了時(13:30予定) 〜 8月21日(火) 定期メンテナンス開始時(10:30予定)

参加資格

全プレイヤーキャラクター
※体験版アカウント、ネットカフェアカウントのプレイヤーキャラクターも対象となります。

イベント概要

ヨーロッパの大都市の酒場に登場するNPC“年若い従者”に話し掛けるとイベントが始まります。彼は自分が仕えている主の選帝侯としての地位をより確かなものにするべく、資金を工面しようとしています。年若い従者への援助をお願いします。

※年若い従者への援助は1日1回です。0時を過ぎると再度援助できます。
※入港許可状や敵対度の状況によっては、イベントに参加、進行できない場合があります。あらかじめご了承ください。
※画面写真は開発中のものです。