函館旅行2日目。朝市観光にやってきた横浜天音学園の室内楽部員たち。 天宮の提案で、イカ釣り体験をすることに。準備を整え、いざ、イカが泳ぐ水槽へ。 氷渡「……なるほど。さおの先についてる針でイカをひっかけて釣ればいいんですね」 釣りを始めて間もなく、1匹のイカが釣り上がった。 天宮「あ、釣れた」 七海「えっ、もう……? は、早いですね……。あの…何かコツとかあるんですか?」 天宮「エンペラを狙うといいみたいだ。ほら、この三角のところ」 七海「エンペラですね……。よーし、オレも……。あ、釣れた!」 和やかな雰囲気の中、イカ釣りを楽しむ室内楽部員たち。腕がいいのか運が良いのか、みな、大漁だったようだ。 釣り上げたイカは、店の人がサービスでさばいてくれるらしい。 七海「新鮮なイカの刺身が食べられるんですね…。楽しみだなぁ……」 天宮「ねぇ、七海。」 七海「え、はい…。なんですか、天宮さ……。」 笑顔で振り向いた七海が見たものは——。 天宮「う…うあ…あぁぁぁ……。………イカが…イカがああああ…!!!」 七海「うわぁぁぁぁぁっ!?」 氷渡「あ、天宮さんがイカに襲われて……っ!?」 「ただのイカじゃなさそうだな、まさか、そいつが伝説の海の魔獣、クラーケンか…!!」 七海「あ、あ、天宮さん、しっかりしてくださいっ! い、今助けますから…!」 イカが顔に貼りついた天宮! 彼の運命やイカに——!?