祖父から届いた一通のメール。祖父は沖縄の海を堪能してきたらしい。 うらやましく思ったかなでは、響也を海に誘うことに。 響也「あのなぁ…お前、この照りつける太陽が目に入んねぇのか?」 「このあっつい中、わざわざ海まで出かけなくたっていいだろ。 砂浜は焼けるように熱いし、体力ムダに使うし…」 響也は乗り気でないようだ。 しかし、かなでの手には響也を海に連れ出す、最強の武器がある。 「なんだ、その荷物。もしかして…水着の準備してきてあんのか?」 「……負けたよ。海にでもどこでも連れていけ。」 海にやってきたかなでと響也。 もうすぐ夕方だからなのか、人でごった返した印象はない。 「……ホントに来ちまった。海に……」 目の前に広がる青い海を見たかなでは、はやる気持ちを抑えられず、早く行こうと響也に言う。 「ったく、はしゃぎやがって。ま、ここまで来たら楽しんでやるか」 水着に着替えて、海へダイブ! 「んー、気持ちいいな。風も吹いてて、暑さもどっか行きそうだ」 だが、日が落ちるまで、もうそれほど時間もない。 短い時間で海を満喫しなければ。そう思ったかなでは、用意していた水鉄砲を構え…。 「わぶっ! 不意打ちかよ! 卑怯だぞ! だがな…お前の行動は読めてんだ。反撃!!」 「ははっ、顔面にクリーンヒット! 思い知っ……ぶはっ! この…やったな!」