横浜天音学園の地下にプールがあると知ったかなでは、気分転換にプールを訪れることに。 プールだけでなく、シャワールーム、サウナ、飛びこみ台まで完備されている充実した施設に驚いていると 飛びこみ台から綺麗なフォームで飛び込むシルエットの姿が——。 その人物は意外なことに氷渡だった。 氷渡「…………小日向?」 プールサイドで、上がってこようとしてくる氷渡。 普段のアクセサリやメイクのないその姿をつい、まじまじと見つめてしまうかなで。 氷渡「お前とこんなところで会うなんて想像もしてなかったぜ…どうせ、思いつきで来てみただけなんだろ?」 「もの珍しがってプールに一度は来ても、面倒くさくなってそれきりってヤツ、天音じゃたくさんいるものな…」 「……おい、さっきからなんなんだ。人の顔ジロジロ見やがって」 「…まさか、誰かわからないとかすっとぼけたことは言わねぇだろうな?」