天羽:星奏学院高校2年1組、報道部の天羽菜美で〜す! 京は、学院代表で県の音楽祭に出演する演奏者に突撃レポートしちゃいます!それじゃ、さっそく。1人目はこの方!名前と担当楽器いついて教えてください。月森:音楽科2年、月森 蓮。ヴァイオリンだ/これから練習がある。一秒たりとも無駄にできない。もう行ってもまかまわないだろうか。
天羽:お、うわさ通り、かなりのクール。女の子にも、けっこうモテるんじゃないですか? 月森:答える必要性を感じない。音楽に関係ない質問を続けるなら、これで失礼す−
天羽:まっ、待って、待って! よーくわかりました。ヴァイオリン一筋ということですね。これはやはり、お父さんが楽器会社の社長、お母さんがピアニストというセレブな音楽家一家の生まれだからですか? 月森:……その質問は積極的に不快だ。
天羽:あちゃ〜、家族の話題は地雷か…そ、それじゃあ、質問を変えて…。音楽祭に普通科からヴァイオリンで参加する彼女のことはどう思いますか? 月森:俺は彼女の演奏を知らない。なぜ音楽祭の参加者に選ばれたのかもわからない。どんな可能性を秘めているのか、同じヴァイオリニストとして、その…―
天羽:ふむふむ、かなり気になっているわけですね。 月森:なっ…別に、そういうわけでは…。
天羽:おおっ、照れた。(ツンデレってやつ?)それでは、他に注目している演奏者はいますか? 月森:…ピアノの土浦は哀切な楽曲を得意としているようだ。そういう曲は俺も嫌いではないが、感情的になりすぎる演奏は好ましくないと思う。
天羽:なるほど、一応、実力は認めている、と…/ライバル関係にも注目ということで。それでは、最後に、音楽祭を楽しみにしているみなさんに向けて一言お願いします。 月森:参加する以上、最高の演奏をするつもりだ。他の参加者の誰にも後れを取るつもりはない。この音楽祭を通して、より高みを目指せたらと思う。俺の演奏を聞いてほしい。君のことを待っている。
※インタビューは、「100万人の金色のコルダ」の設定に基づいた内容となっています。