メルのお便りコーナー
(12月17日号) 特集-ページ1-

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おいおい、エルンスト。なにを突っ立っているんだ。早く中に入れ。

す、すみません。どうも私は、こういった晴れがましい場は苦手で…。

えーっ、そうなの? エルンストさん、前、メルの代わりに司会をしてくれたことだってあるじゃない。

それとこれとは話が別です。あれは、単に司会の役目を果たしただけですからね。
主賓として招かれ、誕生日を祝ってもらうのとは、訳が違いますよ。

まあまあ、そう堅苦しくなることはないだろう。せっかくのみんな気持ちを無にするつもりか?
ほら、見ろよ。『照れくさいからって逃げ出しちゃダメですよ!』という便りも届いているんだ。
お前の考えていることなど、お嬢ちゃんたちはとっくにお見通しってことだな。
というわけでメル、エルンストは俺がしっかりとつかまえておくから、手紙の紹介を始めてくれ。

はい、オスカー様!

じゃあ、これからエルンストさんへのお便りを紹介していきますね。
最初は、ペンネーム「ヒロ」さんからのお便りです。


エルンストさん、お誕生日おめでとうございます。

いつも、お仕事お疲れさまです。
真面目な貴方のことだから、きっと誕生日でも目一杯お仕事
なさってしまうんでしょうけど、たまには心も身体も
ゆっくり休めてくださいね。
研究院で貴方の元気な顔を見ることが、私の何よりの楽しみなのです。

これからも、エルンストさんの研究と毎日の生活が多くの実りに
満たされますよう祈っています。

「ヒロ」さんってやさしいんだぁ。うん、そうなの。エルンストさんってば、
いつもいつもお仕事ばっかりで、ちっともお休みしないんだよ。

私は、研究が好きなだけですよ。職務に追われている、などと感じたことはありません。
・・・しかし、お気遣いいただいたことは非常に嬉しく思っています。ありがとう、「ヒロ」さん。

次はペンネーム「ユゴリ」さんからのお便りだよ。


エルンストさん。

「偶然」ってコトバはとても不思議ですね。
たとえば。あなたがこの世に生まれてきたこと。
たとえば。私がこの世に生まれてきたこと。
そして、たくさんの偶然が重なって、
私はあなたに出会えた。

「偶然」って素敵ですね。

お誕生日おめでとうございます。
これからもあなたに素敵な偶然が訪れますように。

あれ? エルンストさん、顔が赤くなってる?

メッ、メル、大人をからかうものではありません。
あっ、あの・・・これほどまでに思っていただけるとは、光栄です。ありがとうございます。

ふふ・・・じゃあ、次はいただいたイラストの紹介をしますね。





「いずみ 公」さん 「オルヴォワール=ローズン・一世」さん




「いずみ 公」さんからは、ピンクの花束を持ったエルンストさんのイラスト、
「オルヴォワール=ローズン・一世」からは、白い花束を持ったエルンストさんのイラストをいただきました。
こうして見ると、エルンストさんてお花が似合うよね。自分でもそう思うでしょ?

そのようなことを考えたことはありません。むしろ、華やかなものは似合わないと感じています。

ええ~っ、そう? こーんなに素敵なのに。
もう、エルンストさんだって、ホントはまんざらでもないんでしょ? このイラストを初めて見たとき、
とってもうれしそうに笑ってたじゃない。

そっ、それは・・・そんなことより、メル。実は、クラヴィス様からイラストを一枚、預かってきているのです。
「先日私の元へ届いたこの絵が気に入ったので、あわせて紹介してしてほしい」との伝言をことづかってきました。




「天池秋音」さん


うわぁ、本当にステキなイラスト! 今の季節にピッタリの雰囲気だね。
「天池秋音」さん、どうもありがとう。



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