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メル、そろそろ時間だろうと思って、迎えに来たぞ。…ん? エルンストも一緒じゃないか。花見に顔を見せないのは、研究が忙しいからだと思っていたが…はは、メルの心配か。ま、俺達から見れば、メルはまだ小さな子供だからな。心配になるのも無理はない。
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な、何をおっしゃるのです。私は、研究の合間に少し顔を出しただけで…。
ゴホン。それでは、私は失礼いたします。
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えぇ〜!? エルンストさん、帰っちゃうの? 桜が咲いてるのは今の時期だけなのに、お花見しないなんてもったいないよー! ダメダメ、帰っちゃダメ! 女王候補さんたちも、きっと悲しむよっ。ね? メルとヴィクトールさんといっしょに、お花見に行こう!! しゅっぱ〜つ。
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ああ! 腕を引っ張らないでください! わ、私は、王立研究院に戻って研究を続けなくては…
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はは、まあいいじゃいか。研究ばかりしてないで、たまには外に出て気晴らしするのも、いいもんだぞ。それに、今日一日くらいは休んだって大丈夫だろう? メルの言う通り、桜が咲いているのは今だけだ。散ってしまってから後悔しても遅い。
さ、行くぞ!
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………お二人にそこまで言われては、仕方ありませんね。
それでは、遅ればせながら、私もお花見に参加しましょう。
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わーい、よかった!
それじゃあ、聖地のお花見特集2をはじめま〜す! みんな、楽しんでいってね!!
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